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ヴァーチューズとは

ヴァーチューズ・プロジェクトとは

ヴァーチューズ・プロジェクトは、1988年、若者や家族の間で激しさを増しつつある暴力を何とかできないものかと考えた、カナダのリンダ・カヴェリン・ポポフ(心理療法士)、ダン・ポポフ(臨床小児心理学者)、ジョン・カヴェリン(ウォルト・ディズニー社ディレクター)の3人によって始められました。
3人は、国や文化、人種の違いを超えて、人間誰もが持っている最善の資質を見いだし、それを日常生活の中で育むためのプログラムを考案しました。それがヴァーチューズ・プロジェクトです。

ヴァーチューとは「美徳」と訳されていますが、ひとりひとりが生まれながらに持つ潜在的な可能性であり、心のカです。ヴァーチューズ・プロジェクトは、人間本来の在り方や自分らしさを思い出し、より喜びに満ちた人生を生きる方法を提案するとともに、「人格に基づいた文化」を発展させることを目的としています。
ヴァーチューズ・プロジェクトは特定の宗教や考えを実践するものではありません。
世界のさまざまな宗教や文化が共有している叡智に基づいたもので、私達の中にある最善の資質によって生きようというものです。

1994年の世界家族年に「家族のためのグローバルな教育モデルプログラム」として国連事務局によって表彰され、世界各国に広まり、現在では約80力国の家庭・学校・刑務所・企業でプログラムやセミナーを行っています。
日本では2005年、玉川大学教授・大内博氏によって紹介され、全国に広がりつつあります。
2007年にはNPO法人ヴァーチューズ・プロジェクト・ジャパンが設立されました。

子どもたちのために・私たち自身のためにそして未来のために

ヴァーチューズ・プロジェクトの核心はひとりひとりのいのちと人格を尊重することです。私たちは、この世界に生まれてきた「いのちの願い」ともいうべき人間としての体,験を、それぞれが今まさに人生のプロセスとして生きています。その存在とあり方をお互いに尊重し合うこと、そして人として気持ちのよい出会いをしていけるように、自分の中に美徳に基づく精神性の柱を持つこと、これらが求められています。

人は必ず人と出会い、影響し合って、心が変化していく存在です.未来を担う子どもたちと、大人としてどのように接するべきか、私たちは今こそ自問するときです。ヴァーチューズ・プロジェクトが提案する5つの態度や多くの美徳のエッセンスは、私たち自身のあり方に働きかけ人間性の本質に触れていきます。

今、社会はさまざまな問題を抱え、言葉の暴力は日常的に広がっています。人と人の間にあたたかなつながりを取り戻すために、お互いを尊重した言葉を使うことが求められています。親や先生はもちろん、すべての人たちがひとりひとりのいのちと人格を尊重し合い、誰もが安心して自分らしく生きる社会をつくっていくこと、それがヴァーチューズ・プロジェクトが目指していることです。
子どもたちとだけでなく、私たち大人どうしもまた、人として出会う喜びを深く体験し、心を成長させる機会を持ち続けたいと願います。

美徳を呼び起こす

人は誰しも美徳を持っています。現代の忙しい生活の中でその美徳を忘れてしまっています。 その美徳を呼び起こすプログラムです。


*特定の宗教団体とは一切関係ありません。

5つの態度

ヴァーチューズプロジェクトの5つの態度から成り立っています。

1. 美徳の言葉を話す

言葉は大きな影響力をもっています、人を励ますこともできれば、人の勇気をくじいてしまうこともできます。
人に恥ずかしい思いをさせ、責める言葉を使う代わりに、誰でももっている内在的な資質である美徳を呼び起こす言葉を使うと、自尊心が培われます、人を承認し、導き、正すために美徳を活用するのです。
美徳の言葉によってどういう人間になりたいのかを思い出すことができます。

2. 教えに最適な瞬間に気づく

人生とは学びの機会であり、間違いを認識するための機会であると考える、それがこの態度です。
人生のなかで遭遇する試練や困難な問題は美徳を磨くための機会であると考えるのです。
「この状況から何を学ぶことができるだろうか?」
「この次はどういう行動をとったらいいだろうか?」
「どうすれば、この状況を正すことができるのだろうか?」
と問いかけることによって、お互いのなかにある最善の資質を引き出し合う態度です。

3. 明確な境界線を設定する

ここまではいいけれどこれ以上はだめ、という境界線を明確にすることです。
美徳についてのヴィジョンを共有して、そのヴィジョンを土台にお互いに接し合い、暴力を回避し、安全な学びの環境をつくります。
美徳に基づいた明確な決まりは秩序と和の雰囲気をつくり出します。この態度はしつけに対するポジティブ(肯定的)な手段を提供し、健全な自己主張を促し、正義を取り戻してくれます。
この態度によってどこまで許されるかの境界線が確認されると同時に、どうやって間違いを修正するかが明確にされます。

4. スピリットを尊重する

校風というものは私たちが大切に思っていることを非常に単純な形で強調することによって育っていくものです。
たとえば、「共有するヴィジョンの宣言」などによって育っていきます。
毎朝、全校集会で沈黙の時間をもつことによって、やすらぎがその日にもたらされます。お互いの美徳を分かち合うサークルをもつことによって、何が大切なのかについて静かに考えることができます。
アート・ワーク(絵を描いたり創作をしたりすること)によって、生きることの意味づけや創造性が助長されます。
スピリット(より大きな自分)とともにお祝いをすることによって、特別な行事がさらに意味深いものになります。
この態度は人びとの多様性を尊重しながら、霊的な次元にアクセスすることを可能にしてくれます。

5. スピリチュアルな同伴を提供する

これは人の癒しをサポートし、道徳的な選択に力を与え、感じていることを安全な形で表現することを可能にしてくれる純然たる技術です。カウンセリング、争いの調停、矯正的な状況のなかで役に立つでしょう。
人が悲しみや危機的な状況にあるとき、「スピリチュアルな「同伴」を提供することによって、その問題の核心に到達することができます。
「スピリチュアルな同伴」とは、その人とともに100パーセント一緒にいて、耳を傾け、問題を明らかにする質問をすることです。
これによって,悲しみや危機的な状況にいる人が、心のなかにあるものをすべて出して空っぽiにし、美徳の助けを借りて自らその問題を解決することができます。

ファシリテーター(国際公認講師)とは

ヴァーチューズ・プロジェクトでは、知識や技術を身に付けるだけでなく、創造的に自ら学び、考え、意識や態度を変化させていこうとするプロセスを大切にしているため、ファシリテ一夕ー・システムを導入しています。
国際的に認められた一定のカリキュラムにしたがって講習を受けた人はファシリテ一夕ーと呼ばれ、ヴァーチューズ・プロジェクトを教えることができます。

私たちの地区ではこんな人たちがファシリテーターとして活動しています。

52の美徳

ヴァーチューズ・プロジェクトでは、人格の要素である心のカとして、世界中の伝統文化によって尊重されているものの中から52の美徳を取り上げ、日常生活のなかで、これらの美徳に基づく言葉を話し、行動することを大切に考えています。


いたわり
思いやり
感謝
寛大
寛容
気転
共感
協力
勤勉
決意
謙虚
コミットメント
識別
自己主張
自信
自制心
柔軟性
正直
情熱
真摯
親切
辛抱強さ
信頼
信頼性
正義
清潔
誠実
整理整頓
責任
節度
創造性
尊敬
忠誠心
慎み
手伝い
忍耐
奉仕
無執着
名誉
目的意識
優しさ
やすらぎ
勇気
友好
優秀
ゆるし
喜び
理解
理想主義
礼儀
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